VONDS JOURNAL / MAINTENANCE & SCOPE

ホームページの保守とは?更新・障害対応・契約範囲を、一覧表にする。

「保守込み」の一言では、更新・障害対応・セキュリティのどこまでが含まれるかは決まりません。本記事は保守をサーバー・サイト本体・集客の3層に分け、IPAの運用管理20ヶ条とVONDSの公開料金(SEO継続サポート 通常月額10,000円〜・税別)を使って、何を・いつ・誰が行うかを表にします。

執筆・図解:オフィスVONDS
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保守を集客・サイト本体・土台の3層に分け、層ごとに担当と費用が分かれることを示す図
保守は1つの作業ではなく、層ごとに担当が違う作業の集まりです。
01

保守・更新・集客を、
3つの層に分けます。

「保守」が指す範囲は、会社によって違います。本記事では、サーバー・ドメインの土台、サイト本体の更新・改修、公開後の集客確認の3層に分けます。層ごとに担当と費用が分かれるため、契約書の項目もこの3層で照らし合わせます。

層主な作業 → 担当になりやすい先
土台(サーバー・ドメイン)契約の更新、OSやサーバソフトのバージョンアップ、バックアップ → サーバー会社、または契約により制作会社
サイト本体情報の更新、改修、公開後の表示確認 → 自社、または制作会社
集客検索・アクセスの継続確認、改善の提案 → 制作会社、または自社
担当は契約で決まります。IPAの20ヶ条(9)は、OS・サーバソフトウェア・ミドルウェアのバージョンアップを運用側の点検項目に挙げています。IPA 20ヶ条(公式)

VONDSの公開ページでは、公開後の運用・改善として「更新・改修」「公開後の表示確認」「検索・アクセスの継続確認」を挙げ、必要な支援範囲は相談のうえで決めるとしています。ドメイン・サーバー費用は別途です。つまり、上の表の「サイト本体」と「集客」の層が主で、「土台」はサーバー契約の側で確認する項目です。VONDS ホームページ制作(公開後の運用・改善)

02

保守範囲表:
何を、いつ、誰が。

IPA(情報処理推進機構)の「安全なウェブサイトの運用管理に向けての20ヶ条」(最終更新2019年3月6日)は、運用側が点検する項目を並べています。ここでは、そのうち定期作業になる項目を、保守範囲表に置き換えます。

作業(IPA該当条)目的 → 頻度の目安 → 担当の欄
不要なページ・サイトの停止(2)古い情報の放置を防ぐ → 更新のたび → 自社/制作会社
ソフトウェアの脆弱性対策(4)侵入経路をふさぐ → 定期 → 制作会社/サーバー会社
OS・サーバソフトの更新(9)同上 → 定期 → サーバー会社/契約で確認
ログの保管と確認(6)(14)異常に早く気づく → 定期 → 契約で確認
不要なアカウントの整理(11)使われない権限を減らす → 人の入れ替わり時 → 自社
クラウド等の責任範囲の把握(19)誰が何を守るかを決める → 契約時 → 自社
セキュリティ検査・監査(20)対策の抜けを見つける → 定期 → 契約で確認
バックアップと復元手順戻せる状態を保つ → 更新の前後 → サーバー契約で確認
頻度は記事側の目安です。IPAは(4)(6)(14)(20)を「定期的に」と示し、間隔は定めていません。バックアップの行は20ヶ条の条文ではなく、記事側で追加した項目です。
表示を見る、更新する、ソフト更新とログを確認する、記録する、の4つを時計回りに月1回まわす循環図
同じ順番で毎月まわすと、抜けた作業が表の空欄として見えます。
更新の種類契約の同じ行に書くこと
情報の更新営業時間・料金・実績の追加など。月に何件まで含むか
改修構成の変更・ページの追加。1件あたりの単価か、都度見積か
表示確認更新後にスマホとPCで見る担当は誰か
「更新」を件数で数えられる形にしておくと、月額に含む範囲を比べられます。
03

障害対応は、
連絡先と順番を先に決めます。

障害が起きたときに先に必要なのは、直し方ではなく連絡の順番です。表示されない、フォームが届かない、改ざんの疑いがある、の3つで最初に確認する先が変わります。順番を決めておくと、誰に連絡するかで止まりません。

気づく、切り分ける、連絡する、復旧する、記録する、の5つの箱が上から順に矢印でつながる図
切り分けは「サーバー・サイト・外部(ドメインや決済など)のどれか」まで。原因の特定は担当先に任せます。
症状最初に確認する先 → 記録に残すこと
サイトが表示されないサーバー会社の障害情報、ドメインの期限 → 発生日時と復旧日時
フォームが届かないテスト送信と受信箱・迷惑メール → テスト送信の記録
表示が崩れた・改ざんの疑い直前の更新内容とログ → 変更前のバックアップの有無
検索結果から消えたSearch Consoleの通知 → 通知日と内容
IPAの20ヶ条(6)(14)(18)は、アプリケーション・サーバ・ネットワーク機器のログを保管し定期的に確認することを挙げています。

復旧の速さを約束する記述(「何時間以内」など)は、契約に書かれている場合だけ数えます。書かれていなければ「未確認」です。障害の記録は、次の契約更新で範囲を見直す根拠になります。

04

契約範囲は、
「含む・別途・未確認」で埋めます。

中小機構のJ-Net21(2021年12月1日掲載)は、制作会社の選定で初期費用だけでなく、運用費用や情報を更新する際の費用も確認するよう示しています。契約範囲は、月額に含む作業、回数や単価が決まった別途の作業、書かれていない未確認の項目の3つで埋めます。J-Net21・制作会社の選定(公式)

契約書の保守を、含む・別途・未確認の3つの枠に分け、空欄は0円ではなく未確認と示す図
空欄を0円と読まないための枠です。埋めてから月額の高い安いを比べます。
項目vonds.co.jp の公開表記(確認日2026年9月30日)
制作費ライト298,000円〜/スタンダード400,000円〜/集客特化600,000円〜(税別)
SEO継続サポート制作費とは別に必須。通常月額10,000円〜(税別)
公開後の運用・改善更新・改修/公開後の表示確認/検索・アクセスの継続確認。支援範囲は相談のうえで決める
ドメイン・サーバー費用別途
セキュリティ更新・バックアップ・復旧時間公開ページに記載なし → 契約時に確認(未確認)
公開ページの表記だけを載せています。個別の見積額は含みません。VONDS ホームページ制作(公式)

表の最後の行のように、公開ページに書かれていない項目は0円でも無償でもなく、見積書と契約書で確かめます。VONDSに限らず、どの会社に頼む場合も同じ空欄を質問します。費用全体の考え方は費用ガイドに、制作の範囲はホームページ制作の内容・費用にまとめています。

05

この1枚で、
毎月の点検を残します。

点検の結果は、次の更新や改修の根拠になります。月に1回、同じ項目を同じ順番で見て、日付と結果を残します。担当の欄が埋まらない行が、契約で決まっていない範囲です。

点検項目確認すること → 結果の残し方
表示トップと主要ページをスマホで開く → 日付と気づき
更新今月の更新件数と残り件数 → 件数
フォームテスト送信1回 → 受信の有無
ソフト・サーバー更新の有無(担当先からの報告) → 報告の日付
検索・アクセスSearch Consoleとアクセス解析の主要数値 → 数値
期限ドメイン・サーバー・証明書の期限 → 次回の期限
保存シートでは担当・今月の結果・次回の期限・備考を記入できます。Excel等で開けるCSVです。
FREE WORKSHEET / 登録不要月次点検シートを保存 編集して使えるCSV・個人情報の入力は不要です。

検索やアクセスの数値が下がったときの見方は集客できないときの確認手順へ、表示の遅さは表示速度の改善へ分けて整理しています。

06

迷いやすい3点を、
もう一度確かめます。

疑問答えと理由
保守費を払えば、障害は起きませんか?いいえ。保守は、起きにくくし、起きたときに戻せるようにする作業です。復旧時間の約束は、契約に書かれた範囲だけです。
月額のSEO継続サポートは、保守ですか?VONDSの公開表記では、公開後の運用・改善として「更新・改修」「公開後の表示確認」「検索・アクセスの継続確認」が示され、サーバー費用は別途です。土台の層の保守は、サーバー契約の側で確認します。
自社で更新できれば、保守契約は不要ですか?情報の更新は自社でできても、ソフトウェアの更新・ログの確認・バックアップの担当は別に必要です。誰が行うかを表に埋めてから決めます。
「保守」を聞くときは、3つの層のどれの話かを先にそろえます。

今日の一歩は、契約書の「保守」の行に、含む・別途・未確認を書き込むことです。空欄が見えれば、次に質問することが決まります。

制作の内容と料金は山梨のホームページ制作の案内をご覧ください。

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