VONDS JOURNAL / ホームページ制作・改善

ホームページのリニューアル時期を、現状から判断する。

ホームページを今作り替えるべきか判断したい。
考え方と手順を、実務につなげるために。

作り替えの範囲を判断する

作り替えの範囲を判断するきっかけを整理:何を変えたいかを書き出す。現状を確認:情報・操作・管理を点検。記録を照合:訪問と問い合わせも確認。範囲を決める:維持・部分改修・全面を比較01きっかけを整理何を変えたいかを書き出す02現状を確認情報・操作・管理を点検03記録を照合訪問と問い合わせも確認04範囲を決める維持・部分改修・全面を比較
年数やひとつの数値だけで決めず、必要な作業を具体化します。

公開から何年経ったかに加え、現在の事業を伝えられるか、必要な操作ができるか、安全に更新を続けられるかを確認します。問い合わせや検索の推移も合わせて見ることで、全面改修・部分改修・運用で対応する範囲を具体化できます。

改修のきっかけになる兆候、数値の見方、既存ページの引き継ぎ、見積もりと公開日程の決め方を整理します。今のサイトで役立っている情報も記録し、変える部分と引き継ぐ部分を分けてください。

画面の構成と操作を整理する手描きのワイヤーフレーム
ページの役割と情報の順番を、作る前に整理します。(イメージ写真)写真:Compagnons / Unsplash
この記事でわかること 全7テーマ
  1. 01年数に加え、役割・操作・管理の状態を確認する
  2. 02問題の件数より、影響する内容を確かめる
  3. 03判断|時期を数字で確認する手順
  4. 04URL・本文・記録を、改修前に保全する
  5. 05費用の考え方と失敗しない進め方
  6. 06よくある質問
  7. 07必要な改修と、引き継ぐ内容を具体化する

01年数に加え、役割・操作・管理の状態を確認する

リニューアルの判断には、集客の状況とともに、事業内容との一致、表示と操作、管理・更新を続けられるかという観点が必要です。問い合わせが得られていても、重要な情報の誤りや運用上の問題がある場合は対応を検討します。

年数をきっかけに点検すること
確認する内容進め方・判断
伝える内容現在の事業、サービス、採用情報と一致しているか
使いやすさ必要な情報を読み、目的の操作を完了できるか
管理使用するシステムを安全に維持・更新できるか
結果訪問や問い合わせの変化を確認できるか

見た目の刷新が目的の場合も、どの印象をどう変えたいかを具体化します。全面改修だけでなく、情報の整理、画面の一部変更、更新体制の見直しなどを比較してください。

現在の状態から検討する対応
確認する内容進め方・判断
内容と操作が目的に合う維持する部分を整理し、管理上の問題も確認する
局所的な問題がある対象ページや機能の部分改修を検討する
複数の機能や内容を見直す共通の仕組みや情報構成から改修範囲を検討する
原因がまだ不明先に画面と記録を確認して範囲を絞る

提案を受けた場合も、現状のどの問題に対応する作業なのかを確認します。必要な結果と、対応する工程を結びつけて説明してもらうと、費用や日程を比較しやすくなります。

画面と紙にサイト構成案が並んでいる制作イメージ
構成案を整理する制作イメージ。情報とページの対応を考える場面を表しています。

02問題の件数より、影響する内容を確かめる

小さな修正が複数ある場合と、問い合わせができない問題が一つある場合では、優先順位が異なります。兆候の数だけで判断せず、利用者や担当者への影響を確認してください。

作り替えを検討するサインと確認の仕方
兆候確認の仕方と意味
スマホで見づらい文字・表・画像・操作を端末で確認
問い合わせや訪問が変化期間、入口、計測条件を分けて確認
通信や管理に問題HTTPSやシステムの更新状況を担当者と確認
公開から時間が経過事業と情報、管理方法が現在に合っているか確認
自分で更新しにくい担当者、権限、作業方法を確認
事業と掲載内容が違う必要な新情報と古い案内を洗い出す

情報を修正するだけで対応できるか、画面や機能の変更が必要かを分けます。使っているCMSやサーバーの変更が必要な場合も、現状の構成と対応できる範囲を先に確認してください。

原因と作業範囲を分ける
確認する内容進め方・判断
情報のずれ原稿・写真・案内リンクの更新で対応できるか
表示や操作対象ページの調整か、共通部分の変更が必要か
管理上の問題更新手順・権限・仕組みをどう見直すか
数値の変化計測や流入の変化も含め原因を調べる

03判断|時期を数字で確認する手順

GA4は訪問後の行動、Search ConsoleはGoogle検索での表示やクリックを確認する材料になります。同じ期間や条件で比較し、計測の設定を変えた場合は、その変更も記録してください。

数値を読み解く作業をイメージしたグラフの資料と電卓
年数だけでなく、記録と実際の問題から判断します。(イメージ写真)写真:Cht Gsml / Unsplash
GA4・Search Consoleなどで確認する指標
指標確認する条件主な確認先
訪問の推移期間・端末・入口・ページ別に確認GA4
問い合わせ押下と完了、計測上の定義を分けるGA4と実際の受付記録
モバイルの操作端末別の数値と実際の操作を照合GA4と実機
検索での表示検索語・ページ・端末の切り口を確認Search Console
表示速度検査条件と実際の利用データを分けるPageSpeed Insights

減少している数値だけで、サイトを作り替えるべきとは判断できません。季節性、広告や流入元の変化、計測の不備なども確認し、問題がページにあるかを切り分けます。

数字による判断の手順

数字による判断の手順ツールを開く:GA4とSearch Consoleを用意。期間をそろえる:比較する期間を統一する。推移を見る:上向き・横ばい・下向きを確認。下降の原因を探る:ページ別・デバイス別に分解。対応を決める:部分改修か作り替えか判断01ツールを開くGA4とSearch Consoleを用意02期間をそろえる比較する期間を統一する03推移を見る上向き・横ばい・下向きを確認04下降の原因を探るページ別・デバイス別に分解05対応を決める部分改修か作り替えか判断
同じ条件の推移を確認したうえで、流入・計測・ページの問題を切り分けます。

事業の変化と、必要な情報を照合する

新サービスや対象顧客の変更、採用強化などの予定がある場合は、必要な情報や窓口を整理します。既存ページで対応できる範囲と、構成から見直す範囲を分けてください。

事業フェーズの変化とリニューアルの目的の例
事業の変化サイトに求められる変化
新サービスの開始サービス情報の追加と、新しい問い合わせ導線の設計
主力ターゲットの変更訴求メッセージと掲載内容の全面的な見直し
採用の強化採用情報の拡充と、求職者向けの導線づくり
公開日程を決める前に確認する予定
確認する内容進め方・判断
事業の予定新サービス・募集開始・繁忙期との関係
制作前の準備原稿、写真、許諾、社内確認の担当
公開前後最終確認と、公開後の問い合わせ対応を担う人

04URL・本文・記録を、改修前に保全する

改修では、既存ページの情報とURLを整理してから移行します。検索流入や問い合わせにつながるページも確認し、内容を残す、更新する、統合する場合の対応先を決めます。

移行前に整理する資料
資産内容
ページとURL公開中のページと役割を一覧にする
閲覧の記録検索や訪問のあるページを確認
外部リンク外部から参照されるURLを確認
本文・素材記事・画像・実績・許諾を保全

ページを統合する場合も、元の内容が答えていた疑問を確認します。重要な論点が残る統合先を用意し、URLの扱いと利用者の行き先をそろえてください。

移行で確認する変更と対応
確認する内容進め方・判断
URLを変える旧URLと新URLを対応させ、適切な転送を設定
ページを統合する元の有用な内容と役割を統合先へ引き継ぐ
文章を整理する論点や根拠を欠かさず重複を減らす

URL変更を伴うサイトの移行では、旧URLと新URLの対応関係の整理、リダイレクトの設定、移行前後の両方のトラフィックの監視を計画に組み込むことが公式の案内でも求められています。 出典:サイト・ホームページ移行について | Google 検索セントラル  |  Documentation  |  Google for Developers

移行前後に確認する対象
確認する内容進め方・判断
URL対応先、転送、ページの表示
本文引き継いだ論点と根拠
リンクサイト内と外部からの主要な到達経路
記録検索・訪問・問い合わせの変化を監視

301は恒久的な転送を示すHTTPステータスの一つです。対応する新ページへの転送を計画しても、順位や訪問数の維持を保証するものではありません。公開後に旧URLと新URLの到達、内容、計測を確認します。

URLを変えるときの確認手順

URLを変えるときの確認手順旧URLを整理:現在のページを一覧化。新URLと対応:引き継ぐ内容を決める。転送を設定:対応先へ移動できるように。実際に確認:旧URLから新ページへ進む。公開後を監視:検索と訪問の変化を見る01旧URLを整理現在のページを一覧化02新URLと対応引き継ぐ内容を決める03転送を設定対応先へ移動できるように04実際に確認旧URLから新ページへ進む05公開後を監視検索と訪問の変化を見る
転送だけで完了とせず、内容と到達経路を合わせて確認します。

05費用の考え方と失敗しない進め方

費用と期間は、ページ数・要件・CMS(コンテンツ管理システム。社内で記事を更新できる仕組み)やSEO設計の有無で大きく変わります。ここでは一律の相場を示すのではなく、見積もりを受け取ったときに確認すべき費目の整理方法を示します。

計画や条件を整理するために書面を確認する二人の手元
引き継ぐ情報と、改修範囲を依頼前にそろえます。(イメージ写真)写真:Olena Kholina / Unsplash
見積もりで確認すべき費目の整理
費目確認すること
初期制作費ページ数、デザイン、CMS構築、SEO設計の有無が内訳に含まれるか
月額の保守・運用費公開後の修正・更新の対応範囲と金額
写真撮影・原稿作成費素材の準備が自社か外注か、別途費用か
ドメイン・サーバー・SSLの管理費継続的に発生する費用が誰の負担か

見積もりでは、初回の制作費と継続費用を分けて確認します。素材を自社で用意する場合も、準備や確認の時間を工程に含め、複数の提案を同じ条件で比較してください。

制作会社の比較では、目的・ターゲット・要件を先に整理し、初期費用だけでなく運用費用・更新費用・支援体制までそろえて比較することが、公式の案内でも推奨されています。 出典:ホームページ制作会社はどのように選定したらよいでしょうか。 | 経営課題解決メニュー | J-Net21[中小企業ビジネス支援サイト]

失敗しない進め方(資産を引き継ぐ手順)

改修の準備から引き継ぎまで

改修の準備から引き継ぎまで現状を整理:ページ・導線・数値を保全。目的を決める:解決したい問題を明確に。提案を比較:範囲・体制・費用をそろえる。内容を確認:原稿・画面・操作を点検。移行を確認:URLと運用を引き継ぐ01現状を整理ページ・導線・数値を保全02目的を決める解決したい問題を明確に03提案を比較範囲・体制・費用をそろえる04内容を確認原稿・画面・操作を点検05移行を確認URLと運用を引き継ぐ
各工程の確認者と、完了として確認する内容を決めます。
公開前に記録するもの
確認する内容進め方・判断
現在の成果訪問、検索、問い合わせを同じ条件で記録
現在の内容記事・画像・URLの一覧と控えを保存
変更する箇所旧新ページの対応と変更理由を残す
確認の方法使用端末、リンク、フォームなどの点検手順

集客まで見られる相手を選ぶ

制作と集客を一社に依頼する場合も、複数の担当者が分担する場合も、対応範囲と共有する記録を決めます。窓口が同じであることだけを成果の保証とせず、実際の担当と作業内容を確認してください。

制作と運用の担当間でそろえること
確認する内容進め方・判断
責任の範囲制作・計測・広告・更新のどこを誰が担うか
共通の記録同じ指標と期間で問題を共有できるか
対応の進め方不具合や改善案を誰が決め、実施するか

全面改修か部分改修かは、変更する範囲と維持する範囲から比較します。共通の仕組みを見直す必要がある場合も、公開中のサービスや担当者への影響を整理して進めてください。

相談の前に、直近のアクセス推移(GA4)・主要キーワードの順位状況(Search Console)・今回の作り替えの目的を整理しておくと、具体的な話がしやすくなります。

自社の状況を相談する
ホームページリニューアルの最適な時期。 作り替えるべき7つの兆候と、判断の基準。の説明図 初期制作費 + 月額の保守運用費 + 写真・原稿の費用 + ドメイン/サーバー/SSL 「初期は安いが後で高い」を見落とさない
ホームページリニューアルの最適な時期。 作り替えるべき7つの兆候と、判断の基準。の説明図
図全体は横にスクロールして確認できます。

06よくある質問

何年ごとにリニューアルすべきですか?

一律の周期だけで決めず、事業との一致、表示・操作、管理、結果の記録から判断します。必要な作業に応じて部分改修も比較できます。

リニューアルすると検索順位は上がりますか?

上がるとは限りません。URLと内容の移行を計画し、公開前後の到達と検索・訪問の状況を確認します。

公開する時期はどう決めますか?

新サービスや採用などの予定と、素材準備・社内確認・公開後の対応を担える日程をそろえて決めます。

費用と期間はどこで変わりますか?

ページや機能、CMS、調査・原稿・写真・移行・公開後の支援など、依頼する作業と担当範囲によって変わります。

07必要な改修と、引き継ぐ内容を具体化する

現在の役割と問題を確認し、改修が必要な範囲を具体化します。数値だけでなく、情報の正確さ、実際の操作、管理を継続できるかを合わせて確認してください。

既存の記事や事例は、公開前に原文と素材を保全します。統合する場合も、答えていた疑問と参照先を維持し、利用者が必要な内容へ到達できるようにしてください。

最初に用意する判断材料

最初に用意する判断材料役割を確認:今の事業とサイトを照合。問題を記録:情報・操作・管理を点検。数値を確認:期間と定義をそろえる。範囲を相談:維持と改修を比較する01役割を確認今の事業とサイトを照合02問題を記録情報・操作・管理を点検03数値を確認期間と定義をそろえる04範囲を相談維持と改修を比較する
確認できていない点も残したまま共有し、必要な調査と作業を分けます。

まず主要ページを操作し、情報の違いや困る箇所を記録してください。検索や訪問の記録と一緒に制作担当者へ共有すると、対応する範囲と進め方を相談できます。

株式会社オフィスVONDS 代表取締役 小沢宗弘

AUTHOR & EDITOR

原著:小沢 宗弘

山梨県甲府市を拠点に、ホームページ制作・SEO支援・Web広告運用に取り組んでいます。

再編集:株式会社オフィスVONDS
記事の実務的な論点を保ちながら、図表と公式資料を整理しました。

代表プロフィール・会社案内

参照した一次資料

実務の進め方はVONDS編集部の整理です。本文で参照した仕組み・手順は、次の公式資料で確認しています。

  1. サイト・ホームページ移行について | Google 検索セントラル  |  Documentation  |  Google for Developers確認日:2026年9月7日
  2. ホームページ制作会社はどのように選定したらよいでしょうか。 | 経営課題解決メニュー | J-Net21[中小企業ビジネス支援サイト]確認日:2026年9月7日

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