見積もりを取ったものの、金額の違いがよくわからない。まずは、作る範囲と含まれる作業をそろえて比べます。制作費だけでなく、公開後の費用・社内で担う作業・契約終了時の扱いまで確かめると、自社に必要な予算を考えやすくなります。
この記事では、制作方法、目的別の作業、見積もりの内訳、公開後の運用までを整理します。一般的な市場相場の断定はせず、比較表とVONDSの公開プランを使って、発注前の確認方法をご案内します。

この記事でわかること 全9テーマ
01費用が変わる理由を、作業から見る
ページ数だけで制作費は決まりません。載せる情報の量、必要な機能、文章や写真を準備する範囲、デザインを個別に設計する範囲によって作業が変わります。まずは「今回作るもの」と「公開後に追加するもの」を分けてみてください。
見積もりの前提をそろえる
テンプレートを使う場合も、自社向けの調整、文章や写真の準備、問い合わせ機能の設定がどこまで含まれるかを確認します。デザインの自由度と、更新のしやすさも判断材料です。プラン名だけで必要な作業がそろうとは限りません。
同じ要望でも、調査・設計から依頼する場合と、完成した原稿を渡して画面制作を依頼する場合では見積もりの範囲が違います。含まれる工程と別途料金の条件を並べると、合計額が違う理由を質問しやすくなります。
| 比較軸 | 確認すること |
|---|---|
| 含まれる工程 | 調査・設計・SEO・解析設定まで含むか |
| 前提条件 | テンプレート利用やページ数上限の有無 |
| 戦略工程 | 集客設計を組み込む工程があるか |
| サポート範囲 | 公開後の対応が含まれるか |
02自作・外注のどこに費用と時間がかかるか
自作を選ぶ場合は、利用料だけでなく、原稿整理、写真選び、画面の調整、公開後の更新に使う社内の時間も考えます。操作できる人がいるか、本業と並行して維持できるかを確かめてください。
フリーランスと制作会社のどちらに頼む場合も、担当する人、得意分野、対応できない作業、担当変更時の引き継ぎを確認します。組織の大きさだけで品質や費用を決めつけず、自社に必要な支援が契約に含まれるかを見ます。
| 方法 | 特徴と注意点 |
|---|---|
| 自作 | 社内で用意する時間、操作の担当、公開後の更新を確認 |
| フリーランスへ依頼 | 得意分野、対応範囲、担当変更時の引き継ぎを確認 |
| 制作会社へ依頼 | 実際の担当者、社内外の分担、契約に含む支援を確認 |
方法選定の考え方
サイト開設の目的と担当体制を決め、自社で対応する範囲と外注する範囲を整理することが役立ちます。 出典:失敗しないためのホームページ作成依頼の方法はありますか? | 経営課題解決メニュー | J-Net21[中小企業ビジネス支援サイト]
03目的が変わると、必要な作業も変わる
会社の情報を知ってもらうサイトと、商品を販売するサイトでは、必要なページや確認する動作が違います。目的を先に共有し、機能を増やす理由を説明できる状態にしておくと、優先順位を決めやすくなります。

| 目的 | 構成と必要作業 |
|---|---|
| 会社案内 | 会社概要・事業内容・実績・アクセス・問い合わせ |
| 集客向けサービスサイト | サービス紹介・事例・依頼の流れ・記事更新の仕組み |
| ECサイト | 商品情報・決済・配送・在庫管理・購入後の対応 |
| 採用サイト | 仕事内容・働く環境・募集要項・応募方法 |
| 広告用のページ | 広告とつながる説明・提案内容・行動への導線・計測 |
記事や実績を追加する予定があれば、誰が更新するかまで伝えます。広告用のページを作る場合は、広告の運用費とページの制作・改善費を分け、公開後にどの範囲まで依頼するかを確認してください。
04制作時と公開後の費用を分けて読む
見積書の各項目が、どの成果物や作業を指すのかを確認します。専門用語が多い場合は、「誰が何を用意し、何を確認して次へ進むか」に置き換えて説明を受けると、発注側の作業も見えてきます。
| 工程 | 内容 |
|---|---|
| 企画・設計 | 目的整理、サイト構造、導線の設計 |
| ディレクション | 進行管理、社内との調整 |
| デザイン | トップページ・下層ページのデザイン作成 |
| コーディング | 実装。レスポンシブ対応(スマホ最適化)を含む |
| CMS構築 | 自社で更新できる仕組みの導入 |
| コンテンツ作成 | 文章作成、写真撮影など |
| テスト・公開 | 表示確認、サーバー設定、公開作業 |
「一式」という表記だけで内容を判断しにくい場合は、対象ページ、修正範囲、機能、納品物を別の資料で確かめます。見積書と提案書を合わせて、今回含む作業と追加になる作業を確認してください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ドメイン | 名義、更新費用、更新の担当者 |
| サーバー | 利用プラン、更新費用、障害時の窓口 |
| 通信・バックアップ | 暗号化やバックアップに含まれる内容と追加費用 |
| 保守・更新 | 技術的な保守、情報修正、記事作成を分けて確認 |
月額で利用する契約では、最低利用期間や解約時の扱いも見ます。ドメインの管理、制作データの引き渡し、別会社への移行が可能かなど、契約終了後に必要になる条件を先に確認します。
05発注前の準備と、補助制度の確認
発注条件を整理する資料を、RFP(提案依頼書)と呼びます。形式を整えることより、目的・必要な内容・素材・社内担当を共有することが先です。制作会社へ任せる作業と、自社で準備する作業を分けておきます。
| 項目 | 整理する内容 |
|---|---|
| 目的 | 誰に何を伝え、どんな行動につなげたいか |
| 読み手 | 検討している人の立場と、相談前の疑問 |
| 掲載内容 | 必要なページ、機能、引き継ぐ記事 |
| 参考サイト | 参考にしたい理由と、自社では変えたい点 |
| 条件 | 希望する時期と予算、社内の確認担当 |
| 素材・更新 | 使える写真や原稿と、自社で更新する範囲 |
自社で使える写真や原稿がある場合は、内容と掲載許可を確かめて渡します。写真の品質や文章の整理に支援が必要なら、その作業も含めて相談します。社内で準備する時間も見積もり比較に含めて考えてください。
補助制度の利用を考える場合は、募集主体の公式資料で対象事業、申請できる経費、申請・発注・支払いの順序を確認します。制度の採択や補助を前提に発注せず、入金時期や不採択時の支払いも含めて検討します。
補助制度の確認順
06同じ条件で、制作会社を比較する
相見積もりを取る場合は、各社へ同じ目的と条件を伝えます。安さだけで順位をつける前に、原稿や写真の準備、修正、公開後の支援が同じ範囲になっているかを確かめることが先です。

| 項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| 作業の内訳 | 対象作業と成果物を資料で確認できるか |
| 修正回数 | 上限と超過時の追加費用 |
| 納品物 | デザインデータ・ソースコード・マニュアルの一覧 |
| 保守・運用 | 公開後の費用と対応範囲 |
| 解約条件 | データ所有権・引き渡し条件 |
| 確認点 | 理由 |
|---|---|
| 担当範囲 | 企画・文章・デザイン・実装・運用のどこを担当したか |
| 画面と動作 | 読者が必要な情報へ進めるか、スマートフォンで読めるか |
| 結果の説明 | 成果を示す場合に、期間・条件・測り方がわかるか |
| 特徴 | リスク |
|---|---|
| 提案の前提 | 自社の目的・課題をどう理解しているか |
| 契約の判断 | 条件と対象作業を落ち着いて確認できるか |
| 支援の範囲 | 公開後の運用や集客をどこまで相談できるか |
| 終了時の扱い | 解約・費用精算・データ移行の条件が明確か |
目的・ターゲット・要件を整理し、初期費用・運用費用・更新費用・支援体制をそろえて制作会社を比較することが確認します。 出典:ホームページ制作会社はどのように選定したらよいでしょうか。 | 経営課題解決メニュー | J-Net21[中小企業ビジネス支援サイト]
07費用対効果は、自社の条件で考える
他社の改善率をそのまま自社の見込みにはできません。問い合わせから受注につながる割合、利益、対応できる件数、運用する時間を確認します。数値が取れていない場合は、まず現状を記録するところから始めます。
| 項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 問い合わせ | 期間・件数・相談内容・流入元 |
| 受注と利益 | 受注した件数、利益、受注に至るまでの作業 |
| 制作後の負担 | 支援費用と、社内で更新・対応する時間 |
| 事業の余力 | 対応できる仕事量と、増やしたい案件 |
制作後の評価につなげる順序
08VONDSの公開プランと、作業範囲の例
参考として、VONDSが現在ご案内している制作プランを掲載します。市場全体の相場ではありません。必要なページ・機能・素材を確認したうえで、実際に依頼する範囲をご案内します。
| プラン | 制作費の目安 |
|---|---|
| ライト(名刺代り・5P以内) | 298,000円〜(税別) |
| スタンダード(集客型・10P目安) | 400,000円〜(税別) |
| 集客特化(SEO本格+LP込み) | 600,000円〜(税別) |
制作費とは別に、SEO継続サポートが必須です。通常月額10,000円〜(税別)。ドメイン取得費・サーバー費用は別途です。詳しい制作範囲と条件は、サービスページでご確認ください。
制作する内容と、その後の支援を合わせてご案内します。
ホームページ制作の内容・費用を見る

09社内の担当と、確認日程を決める
公開後に誰が何を更新するかを、制作前に決めます。事実の変更、記事の作成、問い合わせへの返信はそれぞれ別の作業です。担当者と連絡方法を決め、交代時に引き継げるようにしてください。
相談件数や採用応募など、目的に合う指標を選びます。アクセス数を増やすことと、必要な相談が届くことは同じではありません。現在の数値を確認し、どの変化を見たいかを制作会社と共有します。
公開までのスケジュール逆算
最初は、サイトで達成したいことを一文で書き出すところから始められます。未定の項目を無理に埋めず、現状と希望を伝えながら、必要な作業と費用を一つずつ具体化してください。
現在のサイトや、見積もりで迷っている点をお聞かせください。
ホームページ制作の費用について相談する参照した一次資料
実務の進め方はVONDS編集部の整理です。本文で参照した仕組み・手順は、次の公式資料で確認しています。


