VONDS JOURNAL / WEB DESIGN

ホームページ制作の費用と、見積もりの読み方。

準備から、公開後まで。
実例と図表で、依頼の判断を具体的に。

富士建設の実際のトップ画面。VONDSが担当したサイト刷新の制作例です。
実例:富士建設のコーポレートサイト刷新 制作事例を見る ↗

見積もりを取ったものの、金額の違いがよくわからない。まずは、作る範囲と含まれる作業をそろえて比べます。制作費だけでなく、公開後の費用・社内で担う作業・契約終了時の扱いまで確かめると、自社に必要な予算を考えやすくなります。

この記事では、制作方法、目的別の作業、見積もりの内訳、公開後の運用までを整理します。一般的な市場相場の断定はせず、比較表とVONDSの公開プランを使って、発注前の確認方法をご案内します。

費用や予算を検討するための電卓と白い用紙
費用の範囲と内訳を、同じ条件で比べます。(イメージ写真)写真:Mediamodifier / Unsplash
この記事でわかること 全9テーマ
  1. 01費用が変わる理由を、作業から見る
  2. 02自作・外注のどこに費用と時間がかかるか
  3. 03目的が変わると、必要な作業も変わる
  4. 04制作時と公開後の費用を分けて読む
  5. 05発注前の準備と、補助制度の確認
  6. 06同じ条件で、制作会社を比較する
  7. 07費用対効果は、自社の条件で考える
  8. 08VONDSの公開プランと、作業範囲の例
  9. 09社内の担当と、確認日程を決める

01費用が変わる理由を、作業から見る

ページ数だけで制作費は決まりません。載せる情報の量、必要な機能、文章や写真を準備する範囲、デザインを個別に設計する範囲によって作業が変わります。まずは「今回作るもの」と「公開後に追加するもの」を分けてみてください。

見積もりの前提をそろえる

見積もりの前提をそろえる制作の範囲:情報量とページ構成。機能と素材:動作・文章・写真。確認と運用:公開前後の担当。見積もり比較:含む作業をそろえる01制作の範囲情報量とページ構成02機能と素材動作・文章・写真03確認と運用公開前後の担当04見積もり比較含む作業をそろえる
費用を単純な掛け算で決める図ではありません。比較する前に確認する順序を示しています。

テンプレートを使う場合も、自社向けの調整、文章や写真の準備、問い合わせ機能の設定がどこまで含まれるかを確認します。デザインの自由度と、更新のしやすさも判断材料です。プラン名だけで必要な作業がそろうとは限りません。

同じ要望でも、調査・設計から依頼する場合と、完成した原稿を渡して画面制作を依頼する場合では見積もりの範囲が違います。含まれる工程と別途料金の条件を並べると、合計額が違う理由を質問しやすくなります。

見積もりの違いを質問する4つの視点
比較軸確認すること
含まれる工程調査・設計・SEO・解析設定まで含むか
前提条件テンプレート利用やページ数上限の有無
戦略工程集客設計を組み込む工程があるか
サポート範囲公開後の対応が含まれるか

02自作・外注のどこに費用と時間がかかるか

自作を選ぶ場合は、利用料だけでなく、原稿整理、写真選び、画面の調整、公開後の更新に使う社内の時間も考えます。操作できる人がいるか、本業と並行して維持できるかを確かめてください。

フリーランスと制作会社のどちらに頼む場合も、担当する人、得意分野、対応できない作業、担当変更時の引き継ぎを確認します。組織の大きさだけで品質や費用を決めつけず、自社に必要な支援が契約に含まれるかを見ます。

制作方法の比較
方法特徴と注意点
自作社内で用意する時間、操作の担当、公開後の更新を確認
フリーランスへ依頼得意分野、対応範囲、担当変更時の引き継ぎを確認
制作会社へ依頼実際の担当者、社内外の分担、契約に含む支援を確認

方法選定の考え方

方法選定の考え方自社リソース確認:時間と人材を把握。求める成果の定義:名刺代わりか集客か。方法の選定:バランスで判断01自社リソース確認時間と人材を把握02求める成果の定義名刺代わりか集客か03方法の選定バランスで判断
社内で担える作業と必要な支援を整理し、自作・外注・分担を選びます。

サイト開設の目的と担当体制を決め、自社で対応する範囲と外注する範囲を整理することが役立ちます。 出典:失敗しないためのホームページ作成依頼の方法はありますか? | 経営課題解決メニュー | J-Net21[中小企業ビジネス支援サイト]

03目的が変わると、必要な作業も変わる

会社の情報を知ってもらうサイトと、商品を販売するサイトでは、必要なページや確認する動作が違います。目的を先に共有し、機能を増やす理由を説明できる状態にしておくと、優先順位を決めやすくなります。

画面の構成と操作を整理する手描きのワイヤーフレーム
サイトの目的ごとに、必要な機能とページを整理します。(イメージ写真)写真:Compagnons / Unsplash
目的別の構成と必要作業
目的構成と必要作業
会社案内会社概要・事業内容・実績・アクセス・問い合わせ
集客向けサービスサイトサービス紹介・事例・依頼の流れ・記事更新の仕組み
ECサイト商品情報・決済・配送・在庫管理・購入後の対応
採用サイト仕事内容・働く環境・募集要項・応募方法
広告用のページ広告とつながる説明・提案内容・行動への導線・計測

記事や実績を追加する予定があれば、誰が更新するかまで伝えます。広告用のページを作る場合は、広告の運用費とページの制作・改善費を分け、公開後にどの範囲まで依頼するかを確認してください。

04制作時と公開後の費用を分けて読む

見積書の各項目が、どの成果物や作業を指すのかを確認します。専門用語が多い場合は、「誰が何を用意し、何を確認して次へ進むか」に置き換えて説明を受けると、発注側の作業も見えてきます。

制作費の主な構成要素
工程内容
企画・設計目的整理、サイト構造、導線の設計
ディレクション進行管理、社内との調整
デザイントップページ・下層ページのデザイン作成
コーディング実装。レスポンシブ対応(スマホ最適化)を含む
CMS構築自社で更新できる仕組みの導入
コンテンツ作成文章作成、写真撮影など
テスト・公開表示確認、サーバー設定、公開作業

「一式」という表記だけで内容を判断しにくい場合は、対象ページ、修正範囲、機能、納品物を別の資料で確かめます。見積書と提案書を合わせて、今回含む作業と追加になる作業を確認してください。

公開後に発生する継続費
項目内容
ドメイン名義、更新費用、更新の担当者
サーバー利用プラン、更新費用、障害時の窓口
通信・バックアップ暗号化やバックアップに含まれる内容と追加費用
保守・更新技術的な保守、情報修正、記事作成を分けて確認

月額で利用する契約では、最低利用期間や解約時の扱いも見ます。ドメインの管理、制作データの引き渡し、別会社への移行が可能かなど、契約終了後に必要になる条件を先に確認します。

05発注前の準備と、補助制度の確認

発注条件を整理する資料を、RFP(提案依頼書)と呼びます。形式を整えることより、目的・必要な内容・素材・社内担当を共有することが先です。制作会社へ任せる作業と、自社で準備する作業を分けておきます。

RFPに事前整理する項目
項目整理する内容
目的誰に何を伝え、どんな行動につなげたいか
読み手検討している人の立場と、相談前の疑問
掲載内容必要なページ、機能、引き継ぐ記事
参考サイト参考にしたい理由と、自社では変えたい点
条件希望する時期と予算、社内の確認担当
素材・更新使える写真や原稿と、自社で更新する範囲

自社で使える写真や原稿がある場合は、内容と掲載許可を確かめて渡します。写真の品質や文章の整理に支援が必要なら、その作業も含めて相談します。社内で準備する時間も見積もり比較に含めて考えてください。

補助制度の利用を考える場合は、募集主体の公式資料で対象事業、申請できる経費、申請・発注・支払いの順序を確認します。制度の採択や補助を前提に発注せず、入金時期や不採択時の支払いも含めて検討します。

補助制度の確認順

補助制度の確認順公式資料を読む:対象事業と経費を確認。申請順を確認:契約・着手の条件を見る。支払条件を確認:入金時期も含めて確認。資金計画を考える:不採択の場合も検討01公式資料を読む対象事業と経費を確認02申請順を確認契約・着手の条件を見る03支払条件を確認入金時期も含めて確認04資金計画を考える不採択の場合も検討
対象・締切・支払い方式は制度ごとに異なります。申請する時点の公募要領で確認します。

06同じ条件で、制作会社を比較する

相見積もりを取る場合は、各社へ同じ目的と条件を伝えます。安さだけで順位をつける前に、原稿や写真の準備、修正、公開後の支援が同じ範囲になっているかを確かめることが先です。

計画や条件を整理するために書面を確認する二人の手元
見積もりの条件をそろえ、任せる作業を確認します。(イメージ写真)写真:Olena Kholina / Unsplash
見積もり比較で見るべき5項目
項目確認ポイント
作業の内訳対象作業と成果物を資料で確認できるか
修正回数上限と超過時の追加費用
納品物デザインデータ・ソースコード・マニュアルの一覧
保守・運用公開後の費用と対応範囲
解約条件データ所有権・引き渡し条件
実績・ポートフォリオの見方
確認点理由
担当範囲企画・文章・デザイン・実装・運用のどこを担当したか
画面と動作読者が必要な情報へ進めるか、スマートフォンで読めるか
結果の説明成果を示す場合に、期間・条件・測り方がわかるか
契約を決める前に、曖昧さを残さない
特徴リスク
提案の前提自社の目的・課題をどう理解しているか
契約の判断条件と対象作業を落ち着いて確認できるか
支援の範囲公開後の運用や集客をどこまで相談できるか
終了時の扱い解約・費用精算・データ移行の条件が明確か

目的・ターゲット・要件を整理し、初期費用・運用費用・更新費用・支援体制をそろえて制作会社を比較することが確認します。 出典:ホームページ制作会社はどのように選定したらよいでしょうか。 | 経営課題解決メニュー | J-Net21[中小企業ビジネス支援サイト]

07費用対効果は、自社の条件で考える

他社の改善率をそのまま自社の見込みにはできません。問い合わせから受注につながる割合、利益、対応できる件数、運用する時間を確認します。数値が取れていない場合は、まず現状を記録するところから始めます。

費用対効果を考えるために集める情報
項目確認する内容
問い合わせ期間・件数・相談内容・流入元
受注と利益受注した件数、利益、受注に至るまでの作業
制作後の負担支援費用と、社内で更新・対応する時間
事業の余力対応できる仕事量と、増やしたい案件

制作後の評価につなげる順序

制作後の評価につなげる順序現状を記録:同じ期間で数字をそろえる。目的を決める:増やしたい相談を明確に。変更を記録:何をいつ変えたか残す。結果を確かめる:季節や広告の影響も見る01現状を記録同じ期間で数字をそろえる02目的を決める増やしたい相談を明確に03変更を記録何をいつ変えたか残す04結果を確かめる季節や広告の影響も見る
売上増加を保証する図ではありません。費用と変化を検討するための確認手順です。

08VONDSの公開プランと、作業範囲の例

参考として、VONDSが現在ご案内している制作プランを掲載します。市場全体の相場ではありません。必要なページ・機能・素材を確認したうえで、実際に依頼する範囲をご案内します。

VONDSの制作プラン(表示価格は税別)
プラン制作費の目安
ライト(名刺代り・5P以内)298,000円〜(税別)
スタンダード(集客型・10P目安)400,000円〜(税別)
集客特化(SEO本格+LP込み)600,000円〜(税別)

制作費とは別に、SEO継続サポートが必須です。通常月額10,000円〜(税別)。ドメイン取得費・サーバー費用は別途です。詳しい制作範囲と条件は、サービスページでご確認ください。

制作する内容と、その後の支援を合わせてご案内します。

ホームページ制作の内容・費用を見る
富士建設の事業紹介画面。工種ごとの文章と現場写真が対応しています。
実際の制作範囲の例:富士建設の事業紹介。工種ごとの情報と写真を整理する作業も、サイト制作に含まれます。画面と担当範囲を詳しく見る 公開サイトの画面:2026年9月7日確認
888appyのメニュー紹介画面。コースと料金が比較できるように並んでいます。
実際の制作範囲の例:888appyのメニュー紹介。店舗で利用する人に必要な内容を整理しています。各案件の制作費を示すものではありません。画面と担当範囲を詳しく見る 公開サイトの画面:2026年9月7日確認

09社内の担当と、確認日程を決める

公開後に誰が何を更新するかを、制作前に決めます。事実の変更、記事の作成、問い合わせへの返信はそれぞれ別の作業です。担当者と連絡方法を決め、交代時に引き継げるようにしてください。

相談件数や採用応募など、目的に合う指標を選びます。アクセス数を増やすことと、必要な相談が届くことは同じではありません。現在の数値を確認し、どの変化を見たいかを制作会社と共有します。

公開までのスケジュール逆算

公開までのスケジュール逆算素材準備:原稿と写真をそろえる。制作・確認:構成と画面を確かめる。動作確認:表示から受信まで試す。公開:必要な承認後に公開01素材準備原稿と写真をそろえる02制作・確認構成と画面を確かめる03動作確認表示から受信まで試す04公開必要な承認後に公開
希望日から逆算し、制作だけでなく素材準備・社内確認・修正に必要な日程を共有します。

最初は、サイトで達成したいことを一文で書き出すところから始められます。未定の項目を無理に埋めず、現状と希望を伝えながら、必要な作業と費用を一つずつ具体化してください。

現在のサイトや、見積もりで迷っている点をお聞かせください。

ホームページ制作の費用について相談する
株式会社オフィスVONDS 代表取締役 小沢宗弘

AUTHOR & EDITOR

原著:小沢 宗弘

株式会社オフィスVONDS 代表取締役。山梨県甲府市を拠点に、ホームページ制作、SEO支援、Web広告運用、Webマーケティング支援を提供しています。

再編集:株式会社オフィスVONDS
元記事の費用・発注の論点を再編集し、公式資料と確認済みの自社料金を補いました。一次根拠を確認できない市場相場・成果率は掲載していません。

代表プロフィール・会社案内

参照した一次資料

実務の進め方はVONDS編集部の整理です。本文で参照した仕組み・手順は、次の公式資料で確認しています。

  1. ホームページ制作会社はどのように選定したらよいでしょうか。 | 経営課題解決メニュー | J-Net21[中小企業ビジネス支援サイト]確認日:2026年9月7日
  2. 失敗しないためのホームページ作成依頼の方法はありますか? | 経営課題解決メニュー | J-Net21[中小企業ビジネス支援サイト]確認日:2026年9月7日

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