「山梨でホームページを作りたいが、どの制作会社に頼めばいいか分からない」——甲府で13年、地元の中小企業のWeb制作と広告運用に立ち会ってきて、いちばん多く受ける相談です。検索すれば「山梨 ホームページ制作 おすすめ◯選」という比較記事がいくつも出てきますが、その順位をそのまま信じて選ぶと、高い確率で後悔します。
理由はシンプルで、それらの比較記事の多くは「どこが本当に良いか」ではなく「どこが広告費や送客契約を払っているか」で順番が決まっているからです。実際に山梨のキーワードで上位を占めているのは、山梨に拠点を持たない全国規模の比較メディアです。
この記事では、制作する側・広告を回す側の両方を山梨でやってきた立場から、依頼先選びで失敗しないための7つの判断基準と、比較サイトの読み解き方、相見積もりで必ず確認すべき項目を整理します。読み終えたとき、価格表ではなく「公開後に数字を取れる会社か」で選べるようになっているはずです。
山梨のホームページ制作費は「いくらが普通」なのか
判断基準の前に、相場の現在地を押さえておきます。金額の感覚がないと、安すぎる見積もりにも高すぎる見積もりにも振り回されてしまうからです。
公開データで見る山梨の制作費
山梨県のホームページ制作の発注金額を集計した公開データによると、平均は約73万円、より実態に近い中央値は約57万円です。発注の約3割が50万円以下、約6割が50万〜150万円の帯に収まります。
注意したいのは、この数字はあくまで「制作にかかる費用」だという点です。サイトは公開してからが本番で、検索や広告で人を集め、問い合わせにつなげる運用フェーズの費用は別に発生します。制作費だけを比べて安い会社を選ぶと、公開後に集客が止まり、結局「作っただけのサイト」になりがちです。
価格帯ごとにできることの目安
- 20〜50万円:テンプレートを活用した5ページ前後の構成。会社案内・名刺代わりの用途に向く
- 50〜120万円:セミオーダーで10ページ前後。集客導線やSEOの初期設計を組み込める帯
- 150万円〜:戦略設計から作るフルオーダー。EC・予約・採用など売上や応募が直接発生する用途
「山梨 ホームページ制作 おすすめ◯選」を鵜呑みにしてはいけない理由
多くの人が最初に頼るのが、検索上位に出てくる「おすすめ制作会社◯選」という比較記事です。情報収集の入り口としては有用ですが、その仕組みを知らずに順位を信頼度と読み替えると判断を誤ります。
上位に並ぶのは「山梨の会社」ではない
実際に「ホームページ制作 山梨」で検索したときに上位を占めているのは、山梨に拠点を持たない全国規模の比較メディアです。こうしたメディアは、全国の都道府県ごとに同じ型の「◯◯県のおすすめ制作会社」ページを量産し、ドメインの力で各地域の検索結果を押さえています。山梨を深く知っているから1位なのではなく、全国で同じ仕組みを回しているから1位なのです。
順位の正体は「掲載料」と「送客契約」
比較記事の掲載順は、編集部が公平に評価した結果とは限りません。記事を運営する会社自身のサービスを堂々と1位に置いている例もあれば、掲載料や成約ごとの送客手数料を払っている会社が上位に来る構造もあります。つまり「1位=最も良い会社」ではなく「1位=最もお金を払っている枠」であることが珍しくありません。
比較サイトの正しい使い方
比較記事は「候補となる会社名を知るためのリスト」として使い、評価そのものは自分で取りに行く——これが安全な距離感です。気になった会社は必ず公式サイトを開き、実績・対応エリア・誰が担当するのかを自分の目で確認しましょう。
制作だけの会社と、集客まで見る会社の決定的な違い
山梨の制作会社を見比べると、大きく2タイプに分かれます。「きれいなサイトを作って納品する」ことを仕事の中心に置く会社と、「公開後に問い合わせや売上を増やす」ところまで責任を持つ会社です。この違いは、公開後3か月で如実に表れます。
「作って終わり」が起きる構造
制作だけを請け負う会社にとって、納品はゴールです。一方で発注した企業にとっては、納品はスタートにすぎません。このズレがあると、公開後に「アクセスが増えない」「問い合わせが来ない」となったとき、制作会社は「集客はうちの範囲外」、広告会社は「サイトの作りに問題がある」と責任をなすり合い、改善が前に進まなくなります。
制作・SEO・広告を一社で見る「一気通貫」の強み
制作と、SEO・Google広告などの集客を同じ会社が一貫して担当すると、この分断が起きません。「どんな検索キーワードで人を集めるか」を決めてからサイトの構成を作れますし、公開後に広告のデータを見て、効いていないページをすぐ直せます。設計・制作・集客が一本の線でつながるため、改善のスピードが段違いになります。
「Webサイトの成否を決めるのは見た目ではなく、訪問者の行動を意図通りに設計できているかである」——ヤコブ・ニールセン(Webユーザビリティ研究の第一人者)
当社(オフィスVONDS)が制作と並行してSEO・Google広告・AI活用支援まで一社で提供しているのも、この分断をなくすためです。年間で数億円規模の広告運用に立ち会い、どの導線が問い合わせに変わるかを数字で見てきたからこそ、サイトを「作る前」に集客の設計から組み立てられます。
失敗しない7つの判断基準
ここまでを踏まえ、山梨でホームページ制作会社を選ぶときに確認すべき基準を7つにまとめます。見積書を並べる前に、この7項目で各社をチェックしてください。
- 目的とKPIを一緒に整理してくれるか:「何件の問い合わせを取るか」から逆算して提案できる会社か
- 公開後の集客(SEO・広告)まで見られるか:制作だけで終わらず、運用フェーズの数字に責任を持つか
- 同業種・同規模の実績があるか:自分の業界に近い制作事例を具体的に出せるか
- 地域と業種を理解しているか:山梨の商圏・客層を踏まえた提案ができるか
- 費用の内訳を説明できるか:「一式◯◯万円」ではなく、何にいくらかかるかを明示できるか
- 契約後の縛りと更新のしやすさ:解約条件や、自社で更新できる仕組みが用意されているか
- 担当者と直接話せるか:窓口だけでなく、実際に手を動かす人と意思疎通できるか
7項目のうち、2と5は特に見落とされがちです。集客まで見られるか、費用の内訳を説明できるか——この2つに明確に答えられない会社は、公開後にトラブルになりやすい傾向があります。
相見積もりで必ず確認すべき5項目
2〜3社から見積もりを取るのは正しい進め方ですが、金額だけを横並びで比べると本質を見誤ります。次の5項目を各社にそろえて質問すると、価格の裏にある中身が見えてきます。
- 見積もりに含まれる作業範囲(ページ数・原稿作成・写真撮影・SEO初期設定の有無)
- 公開後の保守費用と、その範囲(更新代行・不具合対応・サーバー管理)
- 修正回数の上限と、追加修正が発生したときの料金
- サイトの所有権とデータ(解約時にドメイン・データを引き継げるか)
- 集客の支援を頼んだ場合の費用と、想定する成果指標
まとめ:山梨で「作って終わり」にしないために
山梨でホームページ制作会社を選ぶとき、いちばんやってはいけないのは「比較サイトの上位だから」「いちばん安いから」で決めることです。比較サイトの順位は広告と送客の枠であり、安い見積もりは公開後の集客が抜け落ちていることが多いからです。
見るべきは、価格表ではなく「公開後に問い合わせや売上の数字を伸ばせる会社か」。今日できる次の一歩は1つです。気になる会社に問い合わせるとき、「公開後3か月で、どんな指標をどう改善してくれますか?」と質問してみてください。この問いに具体的な数字とプロセスで答えられるかどうかで、その会社が「作って終わり」か「成果まで伴走する」かが見抜けます。
山梨でホームページ制作と集客の両方をどう進めるか迷ったら、無料相談で現状を一緒に整理するところから始められます。価格の前に、まず「何件の問い合わせを取りたいか」を言葉にすることが、失敗しない選び方の出発点です。
