VONDS JOURNAL / MANUFACTURING
製造業の
ホームページ制作。
山梨の加工会社が
発注前にそろえる情報。
「設備は載せたのに、対応できる仕事が伝わらない」。製造業の制作依頼では、加工条件・裏付け資料・相談の入口を結びます。山梨の公開サイト2社を観察し、社内の確認担当と公開可否まで書ける依頼メモに整理しました。
製造業の依頼メモを保存「どんな仕事の相談か」を、
最初に決めます。
製造業といっても、図面を受けて加工する会社と、自社製品を販売する会社では、最初に聞く内容が異なります。新しいホームページで増やしたい相談を1つ決め、その判断に必要な情報からページを組みます。
| 受けたい相談 | 依頼前に整理すること |
|---|---|
| 図面に基づく加工 | 材料・寸法・数量・希望時期を、どこまで先に聞くか。 |
| 自社製品の導入 | 用途・仕様・選び方・問い合わせ担当をどう示すか。 |
| 採用や取引の確認 | 加工相談と分けて、会社情報や採用ページへ案内する。 |
原稿より先に、社内の回答をそろえる
| 項目 | 書く例 |
|---|---|
| 増やしたい相談 | 特定の加工について、対応条件を確認したい相談。 |
| 困っていること | 設備名は伝わるが、相談に必要な条件が足りない。 |
| 頼みたいこと | 加工条件の説明と、問い合わせ時の確認項目の整理。 |
山梨2社の公開情報から、
情報を分ける視点を得ます。
2026年10月14日に、県内企業2社の公式トップページを読みました。見たのは、どの情報へ案内しているかです。設備の性能や相談のしやすさ、受注への効果を測った調査ではありません。
| 観察したページ | ページ上で確認したこと |
|---|---|
| 中村製作所 | 加工技術、保有設備、品質管理、検査設備の案内を分けている。 |
| 甲府精鋲 | 図面仕様に基づく特殊圧造品とパーツフィーダーの事業を説明し、製品例・材料・設備へ案内している。 |
観察した事実を、自社の確認項目へ
| 観察の視点 | 自社で確認する問い |
|---|---|
| 技術と設備を分ける | 相談者が知りたい加工と、裏付ける設備は対応しているか。 |
| 製品や材料へ案内する | どの製品・材料の説明が、自社の相談に必要か。 |
| 問い合わせ先がある | 条件を読んだ人が、次に何を伝えるか分かるか。 |
公開サイトの項目をそのまま写す必要はありません。自社で受けたい仕事に合わせて選び、内容は製造や営業の担当者が確かめます。写真の美しさだけで、対応範囲を読み手に推測させない構成を目指します。
加工条件と裏付けを、
同じ行で確かめます。
「高品質」「幅広く対応」といった言葉だけでは、相談者が依頼できるかを判断しにくくなります。材料・寸法・数量・加工内容・検査・時期の6項目から、公開する条件と個別確認する条件を選びます。
| 知りたい条件 | 社内で確認する資料や担当 |
|---|---|
| 材料・寸法 | 対応条件を管理する資料と製造担当。設備仕様だけで決めない。 |
| 数量・加工内容 | 相談を受ける範囲と、個別見積もりが必要な条件。 |
| 検査・時期 | 案内できる検査内容と、希望時期を確認する窓口。 |
数値は、条件と確認日を一緒に残す
| 避けたい曖昧さ | 確認して書くこと |
|---|---|
| 対応できる範囲が不明 | 材料や加工内容による違い、要相談となる条件。 |
| 設備と実績の混同 | 設備の仕様か、自社が確認した加工例かを分ける。 |
| 古い情報の残存 | 誰がいつ確かめ、変更時に誰へ連絡するか。 |
確認できない数値は空欄のまま制作会社へ渡します。会社側で確かめる情報と、文章や図にする作業を分けると、制作側が想像で仕様を補うことを防げます。空欄には理由と確認担当を残してください。
写真や図面は、
見せられる範囲を確認。
写真が手元にあっても、外部へ掲載できるとは限りません。写り込む顧客名、図面、製品や管理画面を確認し、社内の掲載承認を得てから制作資料として渡します。公開できない内容は無理に埋めません。
| 素材 | 公開前の確認 |
|---|---|
| 製品・加工写真 | 掲載できる対象か。顧客や社内の承認が必要か。 |
| 工場・設備写真 | 画面や掲示、人物など、意図しない写り込みがないか。 |
| 図面・説明図 | 実案件の資料か、説明のための図か。見せられる範囲はどこか。 |
「事実確認」と「掲載承認」を別の欄に
| 確認する人 | 役割 |
|---|---|
| 事実確認担当 | 加工条件・設備・検査の説明が現在の事実に合うか確かめる。 |
| 掲載承認担当 | 資料や写真を社外へ示せるか判断する。 |
| 制作担当 | 承認済みの情報を整理し、見せ方と操作を作る。 |
撮影が必要なら、撮る対象と掲載可否を先に決めてから日程を組みます。原稿や写真の分担は制作の流れと準備へまとめ、承認待ちで止まる箇所を工程表に残します。
問い合わせの前後まで、
制作の依頼に含めます。
相談入口では、会社側が最初の回答に必要とする情報を選びます。図面を受け取る場合は、送付方法と受け取る担当を先に決めます。添付欄を作るだけで、社内の受付や保管の方法が決まるわけではありません。
| 確認項目 | 発注側が決めること |
|---|---|
| 案件の条件 | 材料、加工内容、数量、希望時期のうち、初回に必要なもの。 |
| 図面などの資料 | 初回から受け取るか、担当者が案内してから受け取るか。 |
| 回答の窓口 | 通知を確認する担当と、担当不在時の引き継ぎ先。 |
公開後の変更先も、資料の行に残す
| 変わる内容 | 更新前に戻る確認先 |
|---|---|
| 設備・対応条件 | 製造担当が内容を確認してから掲載する。 |
| 写真・製品紹介 | 新しい素材の公開可否と説明を確認する。 |
| 受付担当 | 問い合わせ案内と通知先の両方を確認する。 |
制作会社との確認では、架空の条件を使って入力と受付の説明をたどります。実在する顧客図面をテストに使う必要はありません。公開前の操作確認は受入確認シートへ分けて記録できます。
未確定の欄を残したまま、
依頼メモを仕上げます。
すべての情報をそろえてからでなくても、制作の相談は始められます。ただし、未確認の数値や掲載できない素材を完成原稿として渡さないことが必要です。誰が確認するかを書き、制作会社と作業を分けてください。
| 質問 | 答え |
|---|---|
| 設備一覧だけでも加工の強みは伝わりますか? | 設備名に加えて、相談したい加工の条件と、その条件を確かめる担当を整理します。設備の仕様だけから対応可能範囲を断定しません。 |
| 顧客の図面を載せられない場合はどうしますか? | その図面の掲載を前提にせず、掲載可能な自社資料や説明図で示せる内容を確認します。加工実績ではない説明図は、そのように明記します。 |
| 加工条件が未確定でも制作を相談できますか? | 未確定の欄と社内の確認担当を残せば、制作の準備を進められます。確認前の数値を公開原稿へ埋めないことが条件です。 |
8列のメモで、確認の抜けを見つける
| 順番 | 残すこと |
|---|---|
| 1 選ぶ | 掲載テーマと、相談者が知りたい条件を書く。 |
| 2 確かめる | 資料の所在、事実確認担当、公開可否を記入する。 |
| 3 渡す | 掲載承認担当、確認日、未確認事項を追記する。 |
TAKEAWAY / 登録不要・CSV
掲載テーマごとに、知りたい条件・裏付け資料・事実確認担当・公開可否・掲載承認担当を残すCSVです。顧客名や図面そのものを貼り付けず、社内資料の所在だけを書けます。
製造業の依頼メモを保存最初に、相談を増やしたい加工を1つ選び、条件と資料の所在を書いてください。会社全体のページ構成は中小企業サイトの型、予算の比較は制作費用の考え方で確認できます。

