ホームページ制作に使える補助金を、国・県・市の順に、申請時期で整理する。
ホームページ制作費が対象経費になる公的制度は、国の小規模事業者持続化補助金に「ウェブサイト関連費」という区分があります。山梨県・甲府市の制度は、2026年10月3日時点で対象経費としての記載を公式サイトから確認できませんでした。国→県→市の順に、申請時期を年間カレンダーで整理します。
まず、ホームページ制作費が
対象経費になるかを確認します。
制度の名称に「ホームページ」「ウェブサイト」という言葉がなくても、対象経費の区分の中に含まれている場合があります。逆に言葉があっても、経営計画の提出や事前の手続きが条件になっている制度もあります。次の順番で確認します。
| 確認する点 | 内容 |
|---|---|
| 経営計画 | 販路開拓等の取組を経営計画としてまとめているか |
| 経費区分 | 対象経費に「ウェブサイト関連費」等の区分があるか |
| 組み合わせ | 単独の経費だけで申請できるか、他の経費との組み合わせが必要か |
国の制度1|
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金(一般型・通常枠)は、経営計画に基づく販路開拓等の取組の経費の一部を補助する制度です。対象は小規模事業者(商業・サービス業は常時使用する従業員5人以下、宿泊業・娯楽業と製造業その他は20人以下)です。第20回公募要領には、補助対象経費として次の区分が明記されています。
補助率・補助上限額は、同じ公募要領に次のように記載されています。特例の上乗せは要件を満たす場合に限られます。
2026年10月3日時点で、商工会議所地区の事務局公式サイトには、現在募集中の回として次の日程が案内されています。
ホームページ制作に直接かかわる「ウェブサイト関連費」には、金額と組み合わせの条件があります。公募要領の原文は次のとおりです。
つまり、ホームページ制作費だけでは申請できず、チラシ等の広報費や機械装置等費など他の経費と組み合わせること、ウェブサイト関連費として申請できる補助金額は30万円(税込)までであることが条件です。金額の計算は、該当回の公募要領の本文で必ず確認してください。
事務局は「商工会議所地区」と「商工会地区」に分かれています。甲府市内に事業所がある小規模事業者は、商工会議所地区にあたり、甲府商工会議所が事業支援計画書の発行窓口です。商工会の管轄地域(町村部など)は商工会地区の事務局と、地元の商工会が窓口になります。出典:甲府商工会議所公式サイト(確認日 2026-10-03)
国の制度2|
IT導入補助金は対象外の可能性に注意します。
デジタル化・AI導入補助金2026(旧IT導入補助金)の公式サイトには、対象となるITツールについて次のように記載されています。
ホームページ制作が、この登録対象として扱われるかどうかは、2026年10月3日時点で公式サイトの本文から確認できませんでした。断定して「対象外」とは書きませんが、「対象」とも書きません。御社のホームページ制作を検討する前に、依頼予定の制作会社・制作物が、公式サイトのツール検索で登録済みとして公開されているかを確認してください。登録されていないホームページ制作は対象になりません。
山梨県の制度|
確認できたことと、できなかったこと。
山梨県公式サイトの「中小企業への支援策一覧」ページを確認しましたが、本文にホームページ制作・デジタル化・販路開拓に関する具体的な補助制度の記載はありませんでした。制度の詳細はエクセル・PDFの別ファイルにまとまっており、本文だけでは個別の制度名・対象経費を読み取れませんでした。
山梨県商工会連合会が運営する「令和8年度やまなしイノベーション創出事業費補助金」には、経営計画・経営革新計画の対象経費が次のように記載されています。
「ホームページ制作費」「ウェブサイト関連費」という言葉そのものは、2026年10月3日時点で確認できませんでした。広報費に含まれるかどうかは、この記事では判断せず、制度の窓口(山梨県商工会連合会)に確認が必要な事項として残します。補助率・補助上限額と公募期間は次のとおりです。
経営革新計画:「補助率:2/3、補助上限額:100万円」
公募期間:「公募受付開始 令和8年5月18日(月)」「公募受付締切 令和8年6月26日(金)」出典:同上(確認日 2026-10-03)
2026年10月3日時点で、この回の受付はすでに終了しています。次回公募の有無・時期は、2026年10月3日時点で公式サイトから確認できませんでした。
甲府市の制度|
2026年10月3日時点で公募を確認できず。
甲府市産業支援サイトと甲府市公式サイトの商工課のページを確認しましたが、ホームページ制作・デジタル化・販路開拓に関する甲府市独自の補助金は見当たりませんでした。
2026年10月3日時点で、甲府市にホームページ制作費を対象とする補助制度があるとは書きません。甲府市独自の制度が今後新設・改廃される可能性があるため、申請を検討する時点で、甲府市商工課へ直接の確認をおすすめします。
制度のまとめ表
ここまでに確認した制度を、対象経費・補助率・上限・申請時期・出典をそろえて並べます。空欄は「0円」ではなく「確認できず」として扱っています。
| 制度名 | ホームページ制作費が対象か(公式の文言) | 補助率・上限 | 申請時期 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 小規模事業者持続化補助金(一般型・通常枠) | 対象経費区分に「③ウェブサイト関連費」と明記。ただし単独申請は不可・交付申請額の上限30万円(税込) | 補助率2/3・補助上限50万円(特例で50万〜200万円上乗せ) | 第20回:2026年11月5日〜12月15日17:00(様式4発行受付は12月4日まで) | r6.jizokukahojokin.info |
| デジタル化・AI導入補助金2026(旧IT導入補助金。正式名称:中小企業デジタル化・AI導入支援事業費補助金) | 登録されたITツールのみ対象。ホームページ制作が対象になるかは確認できず | 公式サイト本文からは未確認 | 公式サイトの公募回を確認 | it-shien.smrj.go.jp |
| 山梨県:やまなしイノベーション創出事業費補助金 | 広報費の記載のみ。ホームページ制作費・ウェブサイト関連費の明記は確認できず | 経営計画:1/2・50万円/経営革新計画:2/3・100万円 | 令和8年度分は5/18〜6/26で終了。次回未確認 | shokokai-yamanashi.or.jp |
| 甲府市の独自制度 | 2026-10-03時点で公募を確認できず | 確認できず | 確認できず | kofu-sangyo.jp |
採択されたら、
制作から実績報告までの流れを決めます。
小規模事業者持続化補助金は、採択後に契約・発注し、実績報告を提出してから補助金が確定・入金される「精算払い」が基本です。御社の資金計画は、先に全額を自己資金で支払う前提で立ててください。第20回の公募要領では、採択発表は2027年3月頃の予定、採択後の交付決定まで概ね1〜2か月、事業実施期限は2028年3月31日、見積書等の提出期限は2028年2月29日とされています。申請から制作の着手までに半年近く空くため、制作の相談は申請前に始めておくのが現実的です。出典:同公募要領 1.事業の概要・9.補助事業実施期間等(確認日 2026-10-03)
VONDSが用意するのは、
見積書・仕様書と、日程の合わせ込みです。
VONDSは補助金の申請代行を行っていません。御社が商工会議所や制度の窓口へ申請する際に必要な、ホームページ制作の見積書・仕様書の用意と、採択後の契約・納期を公募のスケジュールに合わせる調整を担当します。採択の可否・補助額の確定は制度の審査によるものであり、VONDSが保証するものではありません。
制作費の考え方はホームページ制作の相場・費用ガイドに、制作の内容・プランはホームページ制作の内容・費用にまとめています。DX投資全般の補助金・助成金の調べ方はDX関連の補助金・助成金ガイドをご覧ください。
迷いやすい3点を、
もう一度確かめます。
| 疑問 | 答えと理由 |
|---|---|
| 補助金が決まってから制作を始めても間に合いますか? | 採択後の契約・発注が条件になる制度が多いため、公募期間を確認してから制作のご相談をいただくほうが日程を立てやすくなります。 |
| 補助金の申請はVONDSに任せられますか? | 申請書の作成・提出はVONDSの業務範囲外です。見積書・仕様書の用意と、制作スケジュールの調整はお手伝いします。 |
| 来年度も同じ制度がありますか? | 保証できません。制度は年度ごとに見直されるため、検討する都度、各公式サイトで最新の公募要領を確認してください。 |
今日の一歩は、検討している制度の公式サイトで、現在募集中の回次と締切日を確認することです。それが、御社の制作スケジュールを決める出発点になります。
