内部SEOは、サイトの構造・説明・表示を整え、読者と検索エンジンがページへ到達して内容を理解できるようにする作業です。この記事では、URLと内部リンク、見出しや画像、表示速度、登録の制御、内容の重複を分けて確認します。サイトを開いて点検し、未対応の箇所と修正理由を記録できる形に整理しました。
この記事の読み方:各章の表と工程図を自社サイトの管理画面やレポートと照合し、未対応の項目だけを記録して優先順位を付けてください。

この記事でわかること 全8テーマ
01内部SEO対策とは|外部対策との役割分担
内部SEOでは、自社サイトの構造・表示・説明を整えます。ページが見つからない、登録されない、内容が伝わらないという状態を分けて調べます。
| 比較軸 | 内容 |
|---|---|
| 対象範囲 | 内部対策は自社サイト内の構造・表示・内容、外部対策は他サイトからの被リンクなどサイト外の評価 |
| コントロール性 | 管理権限と制作体制を確かめて修正します。外部で紹介するかどうかは他サイトの判断です。 |
| 着手順序の考え方 | アクセス・登録・内容理解を妨げる不備を先に確認し、影響に応じて優先順位を決めます。 |
| 不備がある場合の影響 | 良質なコンテンツを作っても検索エンジンに正しく認識・登録されず、評価に結びつきにくい |
Googleの公式入門資料は、ユーザーと検索エンジンの双方が内容を理解できる構造・説明・検索からの到達導線を整えることを基本としています。内部SEOの各論点はこの方針に沿った点検です。 出典:Google 公式 SEO スターター ガイド | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
02サイト構造の最適化|検索エンジンに伝わる設計

読者が詳細ページへ移動する経路
| 比較軸 | 内容 |
|---|---|
| 意味の伝わり方 | 内容が予測できる語句と、一貫した階層を使います。英数字だけを必須にしません。 |
| 日本語URL | 読み手の言語と共有時の扱いやすさで判断します。日本語であることだけをSEO上の不備とはしません。 |
| パラメータ | 「?id=123&cat=5」のような構造が多用されると巡回効率に影響しうるため、用途を確認する |
| 変更コスト | 公開後のURL変更は転送管理が必要になるため、公開前の設計段階で決める |
| 比較軸 | 内容 |
|---|---|
| ユーザー側の効果 | ページ上部の階層リンクで現在地を示し、上位カテゴリへの移動を容易にする |
| 検索エンジン側の効果 | サイトの階層構造をリンクの形で伝える補助線になる |
| 構造化データ | 内容に合う種類と現在の対象要件を確認し、実装する場合は公式テストで検証します。全ページで一律に必須とはしません。 |
| 設計のタイミング | サイト構造は公開後の変更が大がかりになりやすいため、新規構築時に優先して設計する |
03HTMLタグの最適化|meta情報と見出し構造
| 比較軸 | 内容 |
|---|---|
| titleタグの役割 | ページの主題を簡潔に示す固有の文言にします。検索結果には別の文言が選ばれる場合もあります。 |
| meta descriptionの役割 | ページ要約として表示されうる文章。キーワードを含めつつ、クリックする理由が伝わる内容にする |
| 重複のリスク | 同じ文言のページがある場合は、内容と役割の違いを確認します。 |
| 確認方法 | CMSの設定画面と検索結果の実表示を照合し、重複・未設定のページを洗い出す |
| 比較軸 | 内容 |
|---|---|
| h1の扱い | ページの主題が分かる見出しを設けます。個数だけで検索評価を判断しません。 |
| 階層の順序 | h2→h3→h4と段階順に使い、階層を飛ばす構造やデザイン目的の利用は避ける |
| キーワードの扱い | 各見出しに対策キーワードや関連語を自然に含める |
| 可読性の確認 | 見出しだけ読んでも記事の流れが追える構成かを確認する。個数の公式基準はない |
| 対象 | 確認すること |
|---|---|
| 画像の代替情報 | 文章で伝える意味があるか、操作の役割があるか、装飾だけかを判断します。 |
| 構造化データ | 表示している内容と記述が一致するか、対象要件と検証結果を確認します。 |
04表示速度とCore Web Vitals|技術要件の核心
| 比較軸 | 内容 |
|---|---|
| LCP(Largest Contentful Paint) | 最大コンテンツの表示時間。良好域の境界は2.5秒 |
| INP(Interaction to Next Paint) | ユーザー操作への応答速度。良好域の境界は200ms |
| CLS(Cumulative Layout Shift) | 表示中のレイアウトのずれ。良好域の境界は0.1 |
| 判定の単位 | 端末別の実利用データの75パーセンタイルで評価。改善が順位向上や成果増加を保証するものではない |
Googleの公式情報は、読み込み・応答性・視覚的安定性をLCP・INP・CLSで確認し、良好域の境界を2.5秒・200ms・0.1と示しています。 出典:Core Web Vitals と Google 検索の検索結果について | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
| 比較軸 | 内容 |
|---|---|
| 画像の遅延読み込み | 画面下部の画像などで検討します。LCP対象の主要画像を不要に遅延させません。 |
| コードの整理 | 不要なJavaScript・CSSを削除し、minify(圧縮)を適用する |
| 配信の最適化 | CDN(コンテンツ配信ネットワーク)で配信距離を短縮する |
| サーバー応答 | 応答・取得・描画の待ち時間を分けて測定します。変更前後の条件をそろえて比較します。 |
| フォントの事前読み込み | 必要なフォントに限定して検討し、文字の表示とレイアウト移動を確認します。 |
Core Web Vitalsは端末別の実利用データの75パーセンタイルで確認し、ラボでの単発測定と区別します。 出典:Web Vitals | Articles | web.dev
05クローラビリティとインデックス制御
| 比較軸 | 内容 |
|---|---|
| XMLサイトマップ | 検索エンジンにページ一覧を伝えるファイル。Search Consoleから送信すると新規ページの発見を促せるが、登録を保証するものではない |
| robots.txt | クローラーのアクセスを制御するファイルです。非公開情報の保護や検索結果からの削除には、それぞれ別の対応が必要です。 |
| 使い分けの要点 | 「巡回させない(robots.txt)」と「検索結果に出さない(noindex)」は別の目的なので、目的を確認してから設定する |
| 点検方法 | Search Consoleのサイトマップ、ページのインデックス登録、URL検査の結果を照合します。 |
| 比較軸 | 内容 |
|---|---|
| 関連性 | 文脈的に関連の深いページ同士をリンクで結び、重要ページにリンクが集まる構造を作る |
| アンカーテキスト | 「こちら」ではなく「内部SEO対策の基本」のようにリンク先の内容が分かる文言にする |
| クロール可能な形式 | リンクは検索エンジンがたどれる形式(a要素とhref属性)で設置されているかを確認する |
| リンク数の考え方 | 1ページあたりの本数に公式の上限はないため、過剰設置で関連性が薄れていないかを点検する |
Googleの公式資料は、リンクをクロール可能な形式にし、リンク先の内容を伝えるアンカーテキストを使うことを推奨しています。 出典:Google の SEO リンクに関するベスト プラクティス | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
登録の扱いを決める確認順
| 目的 | 方法と注意点 |
|---|---|
| 非公開情報を守る | 認証などでアクセスを制限します。robots.txtやnoindexだけを情報保護に使いません。 |
| 検索結果から外す | noindexを検出してもらえるよう、Googlebotがページへアクセスできる必要があります。 |
| 重複URLを整理する | canonicalなどで正規URLを示します。Googleが異なるURLを選ぶ場合もあります。 |
Googleがnoindexを認識するにはページをクロールできる必要があります。robots.txtでのブロックと組み合わせると認識できない場合があります。 出典:noindexでコンテンツをインデックスから除外する
正規URLの指定にはrel=canonicalなどの方法があり、Googleが正規ページを選ぶためのシグナルとなります。 出典:正規ページを指定する方法
robots.txtはクロールを制御するもので、ページを非公開にする仕組みではありません。非公開にする内容にはアクセス制限などを使います。 出典:robots.txtの概要
06コンテンツの内部最適化|E-E-A-Tを構造で示す
E-E-A-Tは経験・専門性・権威性・信頼性を点検する観点です。直接の単独順位要因ではなく、読者が根拠と担当者を確認できる構造を整えます。
| 比較軸 | 内容 |
|---|---|
| 著者情報 | 記事下に執筆者の経歴・専門領域を明記し、誰が書いたかを示す |
| 運営者情報 | 会社概要・所在地・連絡先を整備し、運営主体を明確にする |
| 鮮度の管理 | 古い情報は更新し、最終更新日をページに表示する |
| 引用元の明示 | データや主張には出典を添え、検証可能性を確保する |
似たページの役割を確認する
| 観点 | 確認方法 |
|---|---|
| 関連する語句 | 用語を増やすこと自体を目的にせず、説明に必要な概念が不足していないかを読みます。 |
| 似た記事 | 対象読者・質問・回答範囲を比較し、役割が異なるなら個別に残します。 |
Googleは読者本位の説明や経験・根拠の確認を示しています。E-E-A-T自体は直接の順位要因ではありません。 出典:有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成 | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
07セキュリティとアクセシビリティ|信頼の土台
| 比較軸 | 内容 |
|---|---|
| コントラスト | 文字色と背景色のコントラスト比を確保し、可読性を担保する |
| 代替テキスト | 画像の意味や機能を伝える説明を用意します。装飾だけの画像には空のaltを使うなど、役割で判断します。 |
| キーボード操作 | マウスなしでもサイト内を移動・操作できる状態を確認する |
| 動画の代替情報 | 字幕やトランスクリプト(書き起こし)を用意する |
| フォームのラベル | 入力欄にラベルを明示し、何を入力する欄かを機械にも伝える |
| 比較軸 | 内容 |
|---|---|
| 404エラーの影響 | なくなったページの404自体をすべて不備とはしません。必要なページへのリンク切れや誤った応答を調べます。 |
| 点検の手順 | ページのインデックス登録やURL検査で状態を確認し、問題のあるリンク元も調べます。 |
| リダイレクトチェーン | A→B→Cのような多段転送は巡回と表示速度に悪影響があるため、転送先を1段に整理する |
| 専用404ページ | 元のナビゲーションや主要ページへの導線を持つ404ページを用意し、離脱を緩和する |
W3Cの判断手順は画像の意味・機能・装飾の役割を分け、必要な代替テキストを判断します。 出典:An alt Decision Tree - W3C WAI
08実践チェックリストと継続点検の記録方法

| 比較軸 | 内容 |
|---|---|
| 到達導線 | トップページから少ない遷移で主要ページに到達できるか |
| URLの構成 | 内容が伝わる構成か、不要なパラメータ違いのURLを作っていないかを確認します。 |
| パンくずリスト | 階層を伝えるリンクが必要な場所にあり、上位ページへ移動できるかを確認します。 |
| サイトマップ | XMLサイトマップを送信し、Search Consoleで認識されているか(送信は登録の保証ではない) |
| 比較軸 | 内容 |
|---|---|
| title・meta description | 全ページが固有の文言で重複していないか |
| 見出し構造 | ページの主題と各章の関係を、見出しから読み取れるかを確認します。 |
| alt属性 | 画像の意味・機能・装飾という役割に応じ、代替情報を設定したかを確認します。 |
| 構造化データ | 内容に合う種類と現在の対象要件を確認し、実装する場合は公式テストで検証します。全ページで一律に必須とはしません。 |
| 比較軸 | 内容 |
|---|---|
| Core Web Vitals | LCP 2.5秒・INP 200ms・CLS 0.1の良好域を、実利用データの75パーセンタイルで確認したか |
| HTTPS | HTTPS化済みで混在コンテンツの警告が出ていないか |
| 404・リダイレクト | 404エラーと多段リダイレクトを定期的に点検しているか |
| モバイル表示 | スマートフォンで表示崩れやPC版とのコンテンツ差異がないか |
継続点検の実務サイクル
相談の際は、対象サイトのURL、Search Consoleの指摘事項、直近の計測値、自社で対応済みの項目一覧を準備すると診断が進めやすくなります。
自社の状況を相談する参照した一次資料
実務の進め方はVONDS編集部の整理です。本文で参照した仕組み・手順は、次の公式資料で確認しています。
- Google 公式 SEO スターター ガイド | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers確認日:2026年9月7日
- Google の SEO リンクに関するベスト プラクティス | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers確認日:2026年9月7日
- Core Web Vitals と Google 検索の検索結果について | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers確認日:2026年9月7日
- noindexでコンテンツをインデックスから除外する確認日:2026年9月7日
- 正規ページを指定する方法確認日:2026年9月7日
- robots.txtの概要確認日:2026年9月7日
- An alt Decision Tree - W3C WAI確認日:2026年9月7日
- 有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成 | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers確認日:2026年9月7日
- Web Vitals | Articles | web.dev確認日:2026年9月7日

